1歳8か月 断乳しました!

|MIHO

こどもを実際に産んで育ててみるまで分からなかったことって、たくさんある。
その中の一つがパイ事情である。
どなたかの参考になれば(誰だよ!?)と思い、ちょっと書いておく、ことにする(男性や知り合いは読まない方がいいかも?w)
あと、無駄に長いですw

★出る?出ない?

赤ちゃんが生まれると、パイをあげるものらしい。
しかし、30うんねん生きてきて、パイなどあげたことだどない(当たり前だ)ゆえに、出るのかどうかもわからない。
産院でパイを見られたときに「いい○○○だわ~。吸いやすそう~」とほめられたw
「でも小さいんですよ…」と言うと、助産師さんは「大きさは関係ないのよ!」と言ってくださった。
出るかどうかは別として、外形に問題はないようだ。

母乳の出というものはどうやら遺伝する(?)らしい(※ネット調べ)
そこで、まずは自分の母親のパイ事情をチェック

母「オヤツ程度にしか出なかったわよ」

なるほど、わかった!うちの兄ちゃんも私もミルクっ子だが、それなりに元気に育ってる!
ええやん粉ミルク~!というわけで、全くミルクに抵抗はなかった。だって自分がそれで育ってるんだもんね笑

が、産後、お祝いに来てくれた叔母たちの意見を聞いて、やっぱ母乳の方がいいかも、と思い出す。
それは叔母の「夜のミルクって面倒なのよねー、特に冬がさぁ」という一言。
スラリンは10月生まれである。そう!ちょうど寒くなってくる時期なのだ!
私の頭には自分が寒い台所でミルクを作っている姿が思い浮かんだ。寒くて暗い台所…泣くわが子…ミルクを作る自分…ああ、出来れば完母でいきたい!
ちなみに叔母が二人来てくれたが、かたっぽは兄が母乳、弟が混合、もう一人の叔母さんはミルクって言ってたかな…
うちの祖母(94歳!)は何人も(5、6人)育てているのだが、ギリギリ完母でいけたらしい(50年前の記憶なので微妙ではあるけれど)
幼いころ一緒にお風呂に入った祖母のパイは、ぶらさがった袋wだったので、全盛期を知らないが、ギリギリ、ということはあまり出はよくなかったということだ。

血縁関係の方々の意見を総合すると、うーん、行けるかどうかは神のみぞ知る!って感じだねぇ笑

しかし、私の友達はみんな母乳出てた人ばかり。ミルクっこってあんまり聞かない。
まぁその後、どうやらこれはたまたまそうだっただけで、世間には結構ミルクっこも多いことがわかるんですけどね
(授乳室行ったりしても分かる。結構粉ミルクの子って多い)

★結果は!?

さて、スラリンがオギャーと誕生。
1日目、当然のように出ない。
が、腹が減っているのかなんかよく分からんけどわが子は泣きまくっている。
産後1週間というのは、1日目、10ml/回、2日目、20ml/回…みたいな感じらしいんだけど、2日目とかで粉ミルク40mlを飲み干すわが子。しょっぱなからそんなに出るわけないやん…
当然足りないので泣き、体重は減る一方。もともとでかいので気にしなくていいのかもしれないけど、何だかつらい
ミルクを足すとごくごく飲んでくれる。母乳だと足りずに泣く。

完母で行けるよう、病院側でもわりと手厚くサポートしてくれて、退院後1週間、2週間後に母乳チェック。
出てはいるけど、寝る前くらいはミルク足してもいいかも、もし完母で行きたいんだったら、足さずに頻回授乳で頑張って!1回につき1時間吸わせてもいいから!と言われる。
1時間て…どうなのそれ?と思ったりもしたけど、結構がんばってたかなー
当然吸わせている1時間の間が暇なので、母さんはいろんなブログとかめぐってました。だって、、、ねぇ?笑
もー、でろーでろーとばかり自らのパイを手で絞り出しつつ飲ませてました笑
今思うとすごい光景www

そんなこんなで1か月健診の日がやってくる。
生んだ病院に行き、体重の増えを見てもらうと、OKとのこと
ようやく出るようになってきたみたいです!

★0歳台

その後、これで足りないとは言わせない!とばかりに成長しまくるわが子(身長、体重は常に成長曲線の上限をなぞる)
世の中には出て出て困っちゃう、というくらい出る人もいるらしいですが、私はそんなことなかったです。
母乳パッドなるものも、ほぼ使いませんでした。
チョコレート、油もの、おもちなど食べてもつまらず、乳腺炎にもならなかったです。
正確に言うと、詰まったことはあるけど、スラリンが吸い取ってたんだと思う。
多分ね、実はあんまりよいパイじゃなかったと思うんですよ。
でもスラリンがものすごい吸引力で吸い続けたおかげで、出たんじゃないかなぁ、と笑
出なくてもチュー!詰まってもスポン!
だって、吸われた後しょぼしょぼだもの…

★1歳台

生後半年くらいまではリズム作ろうとしていたと思います。
ちゃんと3~4時間間隔にしたりとか。
育児書どおり、泣いてもすぐにはあげない!とかね。

生後9か月で保育園に入園。
保育園で昼間(8:00~16:30)預かってもらい、その間は授乳なし。授乳間隔が必然的に9時間ほどあきます。
最初の頃はパンパンに張って痛かったパイですが、だんだん慣れてきたのか張らなくなってきました。
保育園から帰ってきてからのパイタイム。
スラリンにとっては、会えなかった時間を埋める至福の時間!(多分)
母ちゃんにとっては、張って痛いパイを吸ってもらえる至福の時間!www
もう、これが気持ちよくってですね…もっと吸って~~~と言いたくなります笑
なんだろうなぁ、スッキリするんですよ

で、徐々に卒乳に向かっていくのかな、と思いきや
保育園で体調を崩し、パイ星人に逆戻りしたり…
ぐずってしかたないので、パイ星人になったり…
というわけで1歳過ぎてからは、もう間隔なんてあってないようなもの
10分おきに吸いに来たことだって何度もあります!涙

★寝かしつけのパイをやめる

生後すぐから添い乳をはじめ(病院で教えてくれた)、1歳すぎまで寝かしつけはほとんどそう。
ipod片手に添い乳しながら(ヲイ)わが子が寝るのを待って、寝たらパイ離して、そーっと移動して、ドアをぱたんと閉めて…
でもこれ、寝かしつけに時間がかかる(&私しかできない)のと、寝かしつけた後に起きることが多くて、だんだん嫌になってきた。
そこで、おんぶでの寝かしつけに変更してみた。
利点は家事をしながら寝かしつけが出来るのと、むーでも出来ること。
これをしばらく続けていたけれど、体調を崩して添い乳復活したと同時に、おんぶで寝なくなってしまった(泣いて嫌がる)

でも、ここでふと考えた。
スラリンは10か月ごろから保育園に行っている。保育園では、当然乳での寝かしつけはしていない。
状況を聞いてみると、おでこなでなで+トントンで寝るらしい。保育園で寝ているのならうちでだって寝る…はず!
というわけで、添い乳をやめることにしてみた。
最初は少し泣いたけど、そのうち泣かなくなったり、体調悪くなって添い乳に戻したり、、、を繰り返し、1か月ほどで、おおむね完成(←完成って言うのか?)
昔は仰向けに寝かせるだけで号泣していたのが、ゴロンと寝かせると「ふへへっ」と笑うまでに。その笑いはなんなんだ?
ふとんをかぶせると、ゴロンゴロン動いたり、寄ってきたり、パイ触ったりするけど、おおむねご機嫌で、15分くらいで寝落ちするのが定番に
おぉ…こんな日が来るとは

★夜間断乳

ここまで来ると、次はやっぱり夜間授乳をやめたい。
寝かしつけがパイじゃないんだから、添い乳しなけりゃ夜も忘れて寝るに違いない!(←そんなうまくいくのか?)
それに、このころ(1歳3か月くらい)スラリンの体重が増えすぎだったのだ。
確か、80cm、12kg。身長はともかく、体重は上限を大幅にオーバー。肥満気味。
離乳食はそれほど食べなかったので、原因はもうパイ飲み過ぎしかない。
朝起きるとオムツがズッシリ、という日も多かった。
それに、夜中2、3回起きるのって、子供にとっても寝不足に違いない!夜はぐっすり寝た方が子供も親もハッピーだ!

というわけで唐突に開始。
最初は泣いた。当然である。はよパイ出さんかいとばかりに叩く叩く。
でもそれをなだめる。パイもねー、夜はねんねなのよー、明日朝吸おうねー
泣きわめいた末に、パイを触りながら何とか寝落ち。
2日目、父でブロックを作ってみた。これは大失敗。パイがなくてつらいのに、さらに触れないなんて!みたいな笑。結局添い乳で寝かせる。
3日目も泣く、が、触って落ち着く。2回ほど泣いて起きる。
4日目は5時半まで起きなかった!いや、途中ちょっと起きそうだったんだけど、パイをおさわりして寝た笑

なんだかんだと失敗したり成功したりを繰り返し、1か月ほどで朝までもつようになる。
21時前就寝、途中起きても、パイ触ってすぐ寝る、7時前後に起床、のペース。
これは本当にうれしかった。
何より私の睡眠時間が圧倒的に増えた!そしてスラリンが寝た後ちょっとだけお酒が飲める(w

★完全断乳

かつては1歳で断乳、が主流だったらしく1歳過ぎると「まだあげてるの?」なんて声も聞こえてくる。
すくすく子育てのアンケートによると、いつまであげていましたか?という質問に対して、1歳までが20%、1歳半までが50%、2歳までが80~90%、とのことなので、1歳8か月の我が家も、極端に遅いわけではない…と思う。
(遅めではあるけれど、早ければ早いほど「えらい!」というわけでもないしね)
最近は卒乳という考え方もあるらしく、3歳とか3歳まで上げている人もいるらしいが、それはさすがに嫌だなぁ、と思ったりしていた。

夜間断乳後、朝一、帰宅後、お風呂上り、の授乳が習慣化。
夜は歯磨きして水飲んだら就寝、というのをきっちり守らせているので、夜中は飲まない。
昼間は9時間、夜も9時間あいている。
生活リズムは申し分ない。
私も、お酒が思いっきり飲めない(若干気になる)のと、忙しいときに30分とか飲まれるとちょっとイラッとするというのはあるけれど、それほど負担感はない。
このまま卒乳を待とうかなーと思う気持ちもあった。

だが

だが

月一のあれが未だ来ない!(来なさすぎ!)
2人目を今すぐ!と考えているわけではないけれど、あまりに来ないとそれはそれで不安
…だって妊娠中も含めると、えーと、もう2年半くらい来てないんですよ!?すごくね!?
というわけで、1歳半も過ぎたし、夏に実家に帰ったりしたときに「まだ飲んでるの!?」とか言われちゃうのも嫌だし、夏までにはやめることにした。

保育園で、進級とかで心が不安定になりがちだから4月はやめてね、と言われていたので、決行するなら3月か5月。
3月は心の準備がまだ出来ていなかったので、5月のGWにしようかな、と思っていた。
ところが、むーの夜勤があったので、何となく気分がのらなくなってしまい、5月GWは見送ることに。
5月後半に下痢ピーになってパイ星人が復活。
名古屋&箱根旅行もあったので、もう、思いっきりパイをあげることにした(半ばパイ旅行だったようなw)
旅行から帰ってくると、下痢ピーも治り、ご機嫌がいい日が増えてきた。
言葉もかなり通じるようになり、そろそろいいタイミングかも!ということで1歳8か月を期に決行することに決定。

*

断乳については散々調べていた(2chの断乳・卒乳スレも半年くらい前からチェックしてたw)
スタンダードなのは
・断乳1か月前から言い聞かせ
・当日朝一の授乳を最後に封印
・絆創膏を貼り、へのへのもへじ、アンパンマンなどを描く
・要求されたらアンパンマンを見せて「パイがアンパンマンになっちゃった!」などと言いごまかす
・あとはひたすら疲れさせる
・夜はさっさと寝かす
などというもの

私もそれにならい、アンパンマンでも描くか…と思っていたのだけれど、うーん、、、いざ描くとなると、何だか躊躇してしまう。
描くことにためらいがあるわけではなく、「パイがアンパンマンになった」と嘘をつくことに抵抗があるな、と
だって、パイがアンパンマンになるって、それ、嘘ジャン?
絆創膏を貼って「パイが痛いので吸えないんだよー」と言ってみようかと考えて絆創膏も買ってきていたけれど
「パイがイタイイタイ…」と言った時点で、何となく罪悪感。
だって、痛くないもの(※この時点では)

というわけで嘘はつかないことにして、「ぱ!」と要求されたときは、シンプルに「パッパはバイバイね」と言っておいた。
泣くけど、しょうがないのさ。

1日目、木曜
金曜からにしようと思っていたけれど、待ちきれなくなって、木曜開始w
朝の授乳が最後。動画とっておけばよかったかな…
保育園普通に行って、帰宅後は、公園行ったり、買い物に行ったり、牛乳あげたりしてごまかす。
20時過ぎたらあとはこっちのもの!(寝かしつけのパイ&夜中の授乳がないから)
よしよしv成功と思いきや、深夜、突然起きる(最近では珍しい…)
泣きはせず、ゴロゴロしたのち、1時間ほどで再度就寝していた
母のパイはそれほど張らず

2日目、金曜
朝起きてから恒例の「ぱ!」要求。ナイナイよ~というと、ふえーんと泣く。
朝はちょっと機嫌が悪かった。笑顔あまりなし
普通に保育園に行って、保護者会の後、お迎えに行くとにっこり。お、機嫌いいかも~
朝のうちに夕食の下ごしらえをしておいたので、ご飯だけ炊いて、カレー(大好き)を仕上げてから公園に行く。
砂場でいっぱい遊んでから、帰宅後カレー&お風呂
お風呂上りに「ぱ!」と言われるが、ゼリー&牛乳でごまかす。
散々バスタオルハンモックで遊んでから、就寝。
母のパイは張りまくり。触られるだけで痛い涙。冷えピタはって就寝。

3日目、土曜日
朝起きてからの機嫌が悪い。
でも、おかあさんといっしょ&公園(また砂場)でご機嫌に!
お昼寝たっぷり3時間した後、車で出かける。夕食は外食だったせいか、割と食べた。
帰宅後、お風呂上りに「ぱ!」と要求。ゼリー&牛乳で誤魔化す。
寝かしつけは、いつも通り。
母のパイは朝一で絞れるだけ絞ったおかげか、あまり張らず。
でも熱っぽいので冷えピタはって就寝。

4日目、日曜日
早起き。7時半には公園にいた。
たっぷりお砂場で遊んで、10時から昼寝開始。3時間以上寝る。
うどん食べてから、自転車で公園行ったり買い物行ったり。暑くて母がぐったり。
帰宅後、役立たずなむーにぶち切れ(朝からBBQ行ったうえ、二日酔いと言って家でのんびりしようとしていた)
夕食のシューマイをもりっと食べ、シャワー後「ぱ!」と要求されるも、牛乳だけで誤魔化す!
母が疲れていたので21時前には一緒に就寝。
母のパイはだいぶ落ち着いており、冷えピタ貼らずに就寝。

5日目
朝一の「ぱ!」がなかった。いい感じ!?
平日なので保育園へGO。
帰りの自転車に乗りたがらなかった以外は機嫌もそこそこよく、順調。
食欲はそれほどなし。牛乳のみまくる。
今日はついに一度もパイを欲しがらなかった!(たぶん)
母のパイはもはや普通の状態(やや張り)で、久しぶりにブラトップなしで就寝。すずしー

6~10日目
ときどき「ぱ!」と言うものの、牛乳飲む?とか言うとすんなりあきらめるように。
忘れてはいないけれど、まぁいいかといった感じで、それほど執着はないようだ。
7日目。38度くらいの発熱。断乳のせいなのか、前日の予防接種のせいなのか…翌日平熱にさがる。
9日目。な、な、なんと月一のものが再開。…あれ?これ、断乳関係ない…よね?www
母のパイは若干張ってはいるものの、すっかり普通な感じ。
だが、寝かしつけの時にパイを触られると、ちょっと出てくる。
10日目に絞ったら、もう少しすっきりするのかな

★終えてみて

いやー、思ったほど泣かず(泣かせず)に断乳できました!
体験談を読んでいると(かなりいろんな体験談を読んだ)3時間ギャン泣き、とか、3日3晩泣かれました、とかあったけれど、ほとんど泣いてないんじゃないかと思う
無理矢理着替えさせようとしたときとか、砂場から強制帰還させたときのほうがよっぽど泣いてたw
これはあらかじめ寝かしつけのパイをやめていた&夜間断乳していたということに加えて、1歳8か月という月齢だったことも大きかったのではないかと思う。
1歳半のころよりも、明らかにギャン泣きの頻度が減ってきていたし(でも、これからイヤイヤ期に入ると、また泣くんだろうなー!)何より「言葉が通じる」ことがありがたかった!
「ぱ!(=パイ)」と言われて「ナイナイよ~」と言うと、ふえーんと泣くものの、
「じゃ、ゼリー食べよっか」というと、うんうんうんうんとうなずくのだ!
というか私は自分がゼリー好きじゃないのでほとんどあげたことないのに、なぜヤツは美味しいものだと分かるんだ?
そして、牛乳を飲みゼリーを食べるととりあえず満足し…パイのことはどうでもよくなる(?)ようであった。
(あんまりこの手ばかり使うのもよくないとは思うけど、まぁ落ち着くまでは、ね)

どこかで、パイ星人の断乳は1歳半~1歳8か月くらいにするのがいい、と読んだ気がするけれど、これにうちは当てはまったのかもしれない。
これ以上大きくなると、上手にしゃべれるようになってしまうのでそれもそれで大変なようだ。
何にせよ、子も親もそれほど負担なく卒業できたのは、本当によかったと思う。

ときどき、いつもパイをあげていたタイミングでぎゅーっと抱きついてくることがあるんだけれど、それはそれでかわいいw
あとうちはおさわりOKにしてるので、寝る時にさわることがあって、それもそれでかわいいw

1年8か月にわたる授乳ライフ、楽しかったなぁ
こうして、徐々に成長していっちゃうんだろうなぁ
昔のビデオとか見返すと、生まれたてのスラリンにもう一回会いたいなぁ、と思うけれど、時は戻せない。
同じように、パイ飲んでたスラリンにも、もう二度と会えないのだ。
それはちょっと(いや、かなり)さびしかったりもするけれど…

*

これも成長の証!
とりあえず、今年の夏はビールを思いっきり楽しもうと思いますw
ヒャッホー!

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