出産&入院レポート

|NANA

5/13 木曜日、16:55 王子誕生。
3020g、50.9cmの元気な男の子。

あれから早一ヶ月。
ようやく落ち着いてきたので、出産&入院レポート公開〜!
長いです。


5/13 木曜日

予定日を明日に控えたこの日、朝から検診にいく。
未だなんの前兆もない。
1日2時間以上歩き、色々動いているのにな〜。

検診では、いつも通り異常なし、と思いきや思いも寄らない結果が。
羊水がかなり減っていて、これ以上伸ばすとデメリットしかないとのこと。
15時に再院し、即入院と言われた。
バルーンと陣痛促進剤で子宮口を無理矢理開かせるそうな。
予定日近くになると、羊水は多少減少していくのだけど、私の場合はかなりの量が減っていると。
危険性としては、胎盤の機能低下が起こり、赤ちゃんが圧迫死する可能性上昇、、とろくなことがない。
今日明日に産まないとやばい、といわれ今までのほほんとしていた自分としてはいきなりガツンとなぐられた感じ。

でも、そんなことを言われながらもいまいち実感ないので歩いて帰宅。
今日明日には生まれるのかー、前駆陣痛すらないなー痛いのかなーとか思いながら帰ってると、
途中でお漏らしのような感覚が。
ちょろちょろと出続けるので、これは破水だと確信。
この時ばかりは家がやけに遠く感じた。

家に帰り、トイレで破水かどうか確認。
濁った黄土色の液体が溢れていた。
病院に電話すると、シャワーも食事もせずすぐ戻ってこいとのこと。
なんだか事態が急展開。

あっくんに会社の直通緊急電話で連絡。
この時は、まだ余裕あったので会社終わってから来てもらうことに。
その後、用意してあった入院グッズもってタクシーで再院。(ホントいつでも出れるように荷物まとめといてよかった。。。)

病院につくと、バタバタと診察をする。
子宮口はまだ1cmしかあいてない。
普通、破水をすると陣痛が始まり子宮口が開いてくるのだけれど、全く兆候がない。
しかも、羊水の色が濁っている。普通は透明で、濁っているということは赤ちゃんが羊水の中でウンチをしてしまっているということらしい。それはつまり、赤ちゃんが苦しんでいて、ヘルプサインを出しているということ。
濁った羊水でしかも量も少ない、、ということはかなり赤ちゃんが危険な状態だと言われた。
ギリギリまで子宮口が開くよう粘るけれど、帝王切開の可能性も考えないといけないらしい。

て、ていおうせっかい・・・・!
3月に逆子が治って喜んでたのに、結局帝王切開かい!

と最初は戸惑ったけれど、普通分娩の望みに期待しながらも、赤ちゃんが無事で生まれてくるならどうでもいいやー。まぁ、、とくに自分のカラダにメスが入るのに抵抗はないし。

その後、ベッドに寝かせられ、NSTという赤ちゃんの心拍と陣痛を計る機械をセット。
陣痛促進剤をどどーんと追加される。
陣痛が始まる前にあっくんと母に連絡。

あっくんは当初定時後帰る予定だったのに、会社側が配慮してくれて帰宅してる途中だという。ありがたい。
三時ごろ病院につくとのこと。

そうこうしているうちに、薬が効いてきて陣痛が一気に始まる。通常は1時間おき、、くらいから段々間隔が狭まっていくのに、いきなり1分間隔。もーめちゃくちゃ痛くて痛くて、悶え苦しみ、のたうち回る。
だけど、陣痛間隔は短いのに子宮口は一向にひらかない。
あっくんが来てからも、陣痛は益々酷くなり、手を握ってくれようとするあっくんを振りほどく始末。
多分、握るとあっくんの指が折れる、という本能・笑

再度診察すると、陣痛の進み具合に対して子宮口の開きがやっぱり悪く、赤ちゃんが骨盤に入らないという。
バルーンを入れようにも、出血が酷い状況だったので先生は断念。
これ以上待つと母子共に危険な状況になるということで、ついに緊急帝王切開に切り替え。

16:00頃から準備開始。
陣痛が激しかったので、とにかくこの痛みから早く解放されたかった。
この頃は受け答えもあんまり出来ず。

そして、手術準備中にわたしの昔の背中と腰の手術跡が問題に。
ちょうど麻酔を打つ場所が切られているらしい。
どういう手術だったか、輸血はしたか、など聞かれたが、意識が半分飛んでいたので曖昧な答えに。
あっくんを通して母に答えてもらい、準備再開。
16:30くらいから麻酔。さすが院長うまいことやってくれました。
すると、だんだん陣痛もなくなり、胸から下の感覚もなくなる。
この時の開放感ったら素晴らしい!もう天国に解放されたかのようだった笑

本格オペ開始。
何されているのかあんまり分からない。。
もうすぐ赤ちゃんでるよーと言われ、ハッとする。
その瞬間、ぐいっと内臓が引っ張られる感触がして、赤ちゃんの産声が!
元気いっぱいに泣き叫んでいて、先生や看護士さんもあんだけひどい状況だったのに、随分生命力ある子だと感心していた。(緊急帝王切開で生まれた子は危険な状態にいたりするため、結構弱々しく産まれてくるそう)
産まれた後も手術は続くので、すぐには赤ちゃんと対面できなかったけれど、暫くすると、看護士さんがわたしの横に赤ちゃんをもって来てくれた。可愛い可愛い男の子。指を握って泣いてた。
その時しか対面できなかったけど、あーこの子が10ヶ月も共に過ごしてきた子かーと感動。ちゃんと人間なんだ、、と当たり前なことなんだけど、それがすごく不思議で神秘的なことに感じた。

その後、再びオペは続行。
ビキニ着れるようにしといたからねーと先生が。
緊急だったのにも関わらず、縦切りじゃなくて横切りにしてくれたらしい。ありがたい。
せっかく妊娠線できなかったんだから、どうにか傷も最小限で済ませたいのがオンナ心だしね。。。

そしてオペ終了。だいぶ朦朧としていて、記憶がかなり薄れている。担架で病室にうつされ、あっくんと再会。立ち会いは結局出来なかったけど、無事に終わって良かった。あーほっとした。

麻酔が効いていて身動き取れないので、諸々あっくんにやってもらう。
本当頼りになった。意識が朦朧としつつも、面会終了の7時まであっくんに居てもらう。

しかし、、、その後が、、、悲惨だった笑
麻酔が徐々に切れ出し、だんだん足の感覚が出てくると共に、傷の傷みがどんどん沸き上がる。
もうのたうち回る痛さ。痛くて痛くてとてもじゃないけど眠れない。
それに加え、後陣痛という子宮収縮の痛みもプラス。こちらも負けじと痛い。
痛み止めに筋肉注射を打ってもらうも、それでも痛い。図らずも呻き声が出ていたので個室でよかったと思う。

寝れないまま朝がやって来た。

5/14 入院2日目 金曜日。
ガスが出ないとご飯が出せないらしい。なのでずっと点滴。
7時過ぎに看護士さんが王子を連れてきてくれた。
起き上がれないし、抱けないけれど、横に寝かせてくれて、一緒にまったり過ごした。
このとき初めてまじまじと王子の顔を見る。
小さくて小さくて、感動でカラダが震えた。
相変わらず激痛は続くけれど、王子の顔をみるとふっと痛みが飛ぶから不思議。

ミルクの時間になったので、王子は退散。
その後、痛みに耐えながら、体を左右に動かして早く回復するよう務める。これがまた想像を絶する痛さ。。

午後からあっくんがきてくれた。
夜はまた痛み止めをうちながら睡眠。前日よりはましだったのでなんとか睡眠は確保できた。3時間くらいだけど。

5/15 入院3日目、土曜日。
尿管が抜かれる。ということは、トイレに行かないといけない訳で。。
最初看護士さんに付き添ってもらい、ふらふらになりながらどうにかトイレまで行けた。
用を足すにも10分くらいかかったけど。人間の動作には腹筋が不可欠なんだと実感。
腹筋が全く使えない状況なので、いちいち動作が遅い。そして痛い。。。

その頃あっくんは家でいろんな家事を一生懸命やってくれてた。
この日はラクロスの試合に行ってから来てくれるらしい。
そして、王子効果なのか点を決めたそうだ。試合は負けちゃったらしいけど。

5/16 入院4日目 日曜日。
朝方念願のガスがでる。
やったー!
というわけで朝ご飯がスタート。といっても、重湯、具なしみそ汁、麦茶。。全部汁物。
うん、、まぁそうだよね。。

お昼でいったん点滴終了。腕が悲鳴をあげていた。。終了後、お部屋を大部屋に移る。もうリクライニングベッドは必要無いし、無料になるし、ちょうど良いかも。
同じ部屋には王子の次の日に生まれた女の子のママが。
母子同室も板についていて、羨ましかった。

お昼はおかゆ、梅干、麩の味噌汁、魚の煮付け、里芋などの根菜の煮物、オレンジゼリー。
一気にグレードアップ。

あっくんが来た後、経過良好ってことで王子が新生児ベッドと共に参上。オムツ替えを教えてもらう。その後ミルクの授乳も。ぐびぐび飲む王子。大っきく育ちそうだ。
夜、再度授乳して預かってもらう。その後最後の点滴。
明日から24時間母子同室なので、ゆっくり寝よう。

5/17 入院5日目 月曜日。
隣のママが深夜も大変そうだった。私もつられてゆっくり寝れず。うーーーん、夜中のぐずりは厳しそうだ。
朝、ミルクを終えた王子が登場。相変わらずねんね。よく寝る子だなぁ。。お昼まで授乳に空きがあるので寝かしておく。今日は母乳にチャレンジする日!
同時に沐浴指導をしてもらい、その後母乳だけの授乳になんとか挑戦。
母乳出るかどうか不安だったけれど、問題なかった!
痛いというおっぱいマッサージをすることもなくクリア。

あっくんが会社帰りに30分ほど寄ってくれた。食べ残しのご飯をちょうど食べてくれるのでありがたい。量多いんだもの、、、もったい無いし!

5/18 入院6日目 火曜日
夜中の授乳はやっぱり大変。
だけど、なぜか泣く前に目が覚める。これは一体どういう感覚なんだろう。。。
そして、意外と寝てくれる。良い子や。。

朝ごはんを終えると、授乳、そして沐浴。
いっぱい寝てくれるのでリハビリをする時間もあり、ありがたい。。
2日目にもなると、授乳のやり方がだんだん板についてくる。
うーん、ママっぽいな笑

隣のママさんの赤ちゃんはめちゃくちゃ愚図るタイプみたいで、ママさんもかなり滅入ってるようだったけど、うちの王子は随分図太いのか、結構楽にすごさせてもらえた。

そしてこの日、やーーーっとシャワー解禁。
その時、鏡で全身を見て、カラダの悲惨さ(子供産んだのにもう1人はいってんじゃないの?っていうようなお腹回りに。。。)に絶句。

5/19入院7日目 水曜日
このくらいになると、普通分娩の人と変わらないくらいにまで体調が回復。
傷は痛むけれど、すたすた歩ける。2日前までへっぴり腰だったのが懐かしい。。。
人間の回復力は半端ない。
完全母乳にもなったし、調子いいぞ。

5/20入院8日目 木曜
出産から一週間。
今日は退院日。
午後に診察を受けたらおうちに戻れるのだ!
お昼頃あっくんに来てもらい、退院準備をしつつ診察を受ける。
私の術後も順調で、王子の状況もいいとのこと。
これで晴れて退院!
病院の豪華なお食事が食べられなくなるのは寂しいけれど、、、、

母も1時頃直接病院へ。
初孫ということでかなり喜んでくれた!
抱き方がやっぱり手慣れているというか。。。安定感が違う笑

そんなこんなで出産〜入院生活のレポートでございました!
毎日携帯でメモしていた記録なのでなんとも読みにくいけれど、、、ご了承ください笑

Comment

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • アーカイブ

PAGE TOP ↑