実家の最後4
古い家なんだから、もしかしたらお宝があるかも!?
という期待をこめてみましたが、代々百姓の家にそんなお宝があるわけもなく、出てきたのはゴミばかりでしたとさ。
がぼーん
あ。でもひとつだけ
仏間の前に飾ってあった変な書。
額縁もぼろぼろ。数十年間放置されていたためホコリまみれ。ばあちゃんでさえ「捨てていい」と言ったこの書が、父曰く
「天皇陛下の書らしい」
とのことです。
私、書道は習っていなかったんですが・・・これさ。字、下手じゃない??
ありえないありえない、と家族全員に笑われつつ、結局ものを捨てられない父でしたとさ。
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